このページでは、「水槽の水量はどのくらいか」「目標のTDSにするためにはどのくらいの換水が必要か」「肥料などの添加物を入れるとどの程度TDSが変化するか」というのを計算することができます。
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幅 cm × 高さ cm × 奥行き cm
ろ過水量 = L
(ろ過水は、ろ過機容量の30~40%くらいです。)
水位 = 水槽上端から cm まで注水
内容物 = 水槽全容量の %
(底床・岩・流木など「水以外のもの」の割合です。)
全水量 = 0L
現在の水槽のTDS = ppm
換水(水道水)のTDS = ppm
添加物(肥料・栄養剤など)のTDS = ppm
目標のTDS = ppm にしたい。
→ 0L / 0% 換水すればよい。
→ 実現できません(´;ω;`)条件を見直してください。
添加物 = ml 添加する。
(※単位に注意してください!「ml」です。)
→ 0ppm になる。
TDSとは、不純物総溶解度のことで、単位はppmで表します。電気伝導率から近似的に求められるため、手軽な水質検査方法として利用されています。TDSに関する詳しい情報については、色々Googleとかで検索してみてください。
簡単に計測できるので、アクアリウムにおいては、水替えのタイミングや水の汚れの目安として利用されます。TDSは有用な栄養素やミネラルも検出するので、TDSが高いからと言って悪い水とは限らないのが難しいところです。TDSが高くても調子が良い水槽はたくさんあります。逆に電気を通さない(イオン化してない)物質やバクテリアなどは検出できないので、「TDSが低くても栄養豊富な水」というのもあります。TDSは、RO浄水器が正しく動作しているかどうか確認するときや、ミネラルや肥料の添加量を調整するときの目安として用いると便利だと思います。
それと、「魚or水草の*原産地*では、水のTDSが○○だから、うちの水槽のTDSも○○じゃないとダメだ!」みたいな意見について。確かに一理あるとは思うのですが、個人的にはこの考え方は当てはまらない場合が多いように感じています。多くの熱帯魚はワイルド種ではなくブリード種なので、適した環境も異なると考えたほうが合理的かなという考えです。(「ワイルド種=野生のオオカミ、ブリード種=品種改良された飼い犬。」と考えると分かりやすいかも。)それぞれの水槽に対して、それぞれ「調子が良くなるTDS値」というのがあるのではないでしょうか。実際にどんな物質がTDSを上げているかは、各種の試薬を用いて確認するしかありませんし。
ウチの水槽の場合、生体メイン水槽でTDS=60ppmを超えるとコケが発生し始める感じです。(でもTDS=80ppmくらいが一番調子いいので悩ましい…)エビ水槽では、TDS=180ppmが一番調子が良い感じ。(300ppmくらいで調子が良かったことも…)陰性水草水槽はTDS=20ppmくらいが調子がいいです。訳が分かりません(笑)
当然ですがTDSの急激な変化は水草や生体に大きなダメージを与えます。何もしていないのに突然TDSが大きく変化したら何か異変が起こったと考えていいと思います。また、バランスドアクアリウムやビオトープでない限りTDSは日々上昇していく傾向がありますので、水槽の環境によっては替水で時々TDSを下げる必要があるかもしれません。
あっ。あと、「計算結果通りにならないぞ!」という場合もあるかと思います。これは「水槽に100%水が入ってない」「底床・岩・流木などの容積が正確にわからない」というのと、換水してる間に何らかの成分が溶け出すなどの現象が起こるからです。なので、実際に作業するときはTDSを計測しながら進めることをお勧めいたします。杓子定規で申し訳ないのですが、この結果を使うときは自己責任でお願いいたします。
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