広告費相場計算機の使い方

オンラインショップなどを運営しているときに、オンライン広告費をどのくらいかければいいか、広告費の相場はどのくらいか、試算するのが面倒なのでツールを作りました。各種条件を設定すると広告費を試算します。

オンライン広告で集客したお客さんが、オンラインショップで購入することを前提に計算式を作っています。

ページ下部には、計算結果のほかに「広告費を節約して利益を確保する方法」「広告費の相場」「他のメディアとの比較」を記載していますので参考になれば幸いです。

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条件設定

目標月間売上高
目標になる月間売上高を万円単位で入力してください。 目標売上の金額は、規模や利益の大きさには影響がありますが「黒字か赤字か」には関係がありません。 多くの場合、偉い人の妄想で決まりがちですが、現実的には「市場規模」や「お客さんのニーズを満たせるかどうか」によって上限が決まります。
1回受注あたりの購入単価
お客さん1名が1回の注文で購入する平均金額を万円単位で入力してください。 一般的な商品だと5千円~1万円くらいかなと思います。 千円単位で検証したい場合には「0.1」など、小数で入力すると計算できます。
利益率
広告費が全くかからなかった場合の商品の平均利益率を記入してください。 (商品売価から人件費・仕入れ・経費などを引いた割合です。黒字/赤字・広告した後の利益率の計算に使います。)
商品特性
商品の特性を設定してください。 購入率に影響します。 実績のあるオンラインショップ運営経験者が、オンライン広告で集客し、一般的なオンラインショップを運営した場合の購入率はおおむね1.0%~1.5%です。 運営経験が無い場合や、販売実績がない場合には0.5%で試算すると現実的な数字になると思います。 収益性に大きな影響があります。 言い換えると、経験のあるオンラインショップ運営者は、ショップの成功を決定する存在であると言えます。
集客状態
広告による集客をどのくらい行うかを設定してください。 オープンしたばかりのショップは、必然的にほとんど広告で集客する事になると思います。 また、検索エンジンによる集客(SEO)やソーシャルネットワークサービスによる集客(SNS展開)などが強ければ、広告で集めなければならない人数を減らすことができます。 ただし、実際の運営ではSEOやSNS展開にもコストがかかることを考慮に入れる必要があります。 もし社内にソーシャルネットワークで集客できる人物を育成できれば、非常に大きな戦力になります。 ライバル会社にそのような人物がいれば、引き抜く価値は大いにあるでしょう。
広告の競合状態
ライバルとなるショップとの競争状態を入力してください。 クリック単価に影響します。 現実的には、誰でも検索するようなキーワードのクリック単価は業種や客単価に連動して動いていて、あまり選択の余地はありません。 (金額を節約できる余地が少ないです。) しかし、他の人が狙ってないキーワードを見つけるなど、工夫次第でかなり安くできる場合もあります。

結果

(ここに計算結果が表示されます)

広告費を節約・利益を確保するには

広告で難しいのは、「広告費をかけないと売れないけど、広告費がかかりすぎると利益が出ない。」という点にあります。

以下の施策を行うと、広告費を節約し、利益を確保することができます。

客単価(1回受注あたりの購入金額)を上げる

商品を変えたりセット割引を多用するなど、1回受注あたりの購入単価を上げると、目標売上高に対して集客人数が少なくて済むので、広告費が節約できます。

利益率を上げる

利益率を上げると、より多くの広告費をかけることができます。 単純に売価を上げるだけでは、どうしても売価が高くなるので価格競争に勝てなくなるリスクがあります。 したがって、いかに経費を押さえて安く仕入れて、他の人が売っている価格と同じくらいにするかが重要になります。

それ以外の方法として、他店が売ることができない商品を仕入れるか、オリジナル商品を開発して、しっかりと利益を乗せる…という方法もあります。

売れる商品を選ぶ・売れる仕組みを用意する

商品特性として売れ筋の商品を選ぶと、購入率が上昇するので、より多くの広告費をかけることができます。また、オンラインショップの紹介文を工夫したり、特別な仕組みのあるオンラインショップを製作して、購入率を上げることでも同じ効果を期待できます。

広告以外で集客する

検索エンジンの検索結果上位を狙ったり、FacebookやInstagramなどソーシャルネットワークサービスを用いて集客することで、広告費をかけずに集客することができます。しかし、広告以外の集客にもコストがかかるので、より効率の良い方法を選ぶ必要があります。また、1種類の集客に依存すると、その集客方法がうまく機能しなくなった時のリスクが大きいので、複数の集客方法を使うことをお勧めします。

他店と競合しない広告を工夫する

売り方やキーワードを工夫して、他店が広告していない人たちにアピールしたり、他店が狙っていない隠れたキーワードを探して広告することで、広告クリック単価を抑えることができます。

売り上げに対する広告費の相場

売り上げに対する広告費の相場は、市場規模や競合状態や収益構造によってかなり異なります。

普通のオンラインショップですと、10%前後、競合が少ない場合や、売れ筋商品を独占的に売っているショップでは2%~5%くらいです。

化粧品やファッションなど、競合が多い業種や、ブランディングで差別化を行っているところは、10%~25%くらいです。

そのほか、客単価が非常に大きい住宅やマンション、車などは売り上げに対して広告費が1%~15%くらいで、かなりばらつきがあります。(ビジネスモデルが個性的なので一般化できないです。)

売り上げに対して広告費が非常に少ない業種ですと、BtoB企業で顧客が固定されているところなどは、広告費は売り上げに対して1%未満です。

もし、広告費比率が低すぎるようであれば、それは「利益を得るチャンスを逃している可能性が高い」と見なすことができます。逆に、もし、広告費率が多すぎるようであれば、「そのビジネスモデル(商品・売り方)は儲からない確率が高い」と判断することができます。

参考:他のメディアとの比較

紙メディアの場合は、個人的な体感だとチラシや小冊子だと配布数の1,000分の1~1万分の1、新聞だと発行部数の1万分の1~10万分の1くらいです。 (新聞は発行部数と読まれている数にかなりの乖離があるように感じます。) さらに購入率を考慮に入れると、購入に結び付く確率は非常に低くなるので、1枚当たりの価格をどれだけ下げることができるか、またどれだけ大規模に配布できるかがカギになります。

テレビや動画はよくわかりません(笑)ごめんなさい。

そのほか、情報がありましたら頂けると嬉しいです。
システムの改善にも役立てたいと思います。

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